社会「情報活用のルールやマナーを考えよう!」(情報モラル学習+プログラミング教育)
小学校授業、プログラミング教育小ネタです!
昨今、不適切動画投稿(バイテトテロなど)が話題になってますが、そもそも発信者が「友達SNSグループに送っただけで、こんなにひろがると思ってなかった」というケースが多いのではないでしょうか?(色んなケースあるかもしれませんが)
情報モラル学習の場合、「ネットに一度アップしたものは消せないので、送るときに気をつけましょう」という学習はよくあります。
だけど大抵の場合、講師・先生から一方的に「これはダメです」と教えられるだけで、肝心な【原理】まで理解できる学習方法は、まだあまりないように思えます。
そんな原理を学べる方法が、実はビスケットにはあります。いわゆるおどしとは、ちょっとちがった教育方法です。
ステップ1 風邪の感染シミュレーションをつくろう!
まず、「風邪の感染シミュレーション」をつくります。
「風邪がうつる!」ということを、コンピュータ上でシミュレーションするためのプログラミング方法です。
シミュレーションといっても、全然むずかしくなく、小学1年生でもけっこう簡単につくることができます。
↓デジマインド(DigiMind)さんの記事で、動画つきで分かりやすくまとめられているのものがあるので、こちらを紹介させていただきます!
病院をつくるのを省いたら、大体15分〜20分くらいあれば授業の中でも、ひとりひとりがゼロからつくれると思います。
ステップ2 情報拡散のシミュレーションをつくろう!
ここから、絵をかきかえます。
さきほどつくった風邪の感染シミュレーションでかいた
元気な人の絵を…
⬇︎
何も知らない人の絵に
(スマホもってるイメージです。)
風邪をひいている人の絵を…
⬇︎
情報を知っている人の絵に
(ここではツイッターを例に、リツイートする人の絵にしてみました。)
これだけで…
↑さっきのステージが、全部こんなふうに変わります!
もう完成!ちょっと見てみましょう〜
↑最初は、1人の何も知らない人(友達グループでもいいかも)に教えただけだったのですが、
何も知らない人が情報を知っている人になって、知っている人がまた知らない人に伝えるから、だんだん情報伝達のスピードが上がっていくのが分かると思います。
最終的に、知らない人はいなくなりますね。
物は人に渡しても返してもらえるけど、
情報は風邪といっしょで、一度渡したら、返してもらうことはできませんね。
さいごに
今日はツイッターの拡散を例に取り、情報拡散の原理をシミュレーションするプログラムをつくってみました。
情報の拡散を経験するために、実際にネットに投稿してみよう!と、授業の中でやることはまずできませんので、プログラミングを活用するのは、有効な手立てだと思います。
そして、「情報を知ってる人が指数関数的に増えていく」という現象を自分でつくって、観測することで、だんだんと原理も分かってくると思います。
「情報の拡散」は、学校教育で悪者にされがちなのですが、いい面も悪い面も両方ありますよね。
「コンピュータは拡散が得意」「どんな情報を発信するか決めるのは人間」
というところまで、しっかり伝わるといいのではないかと思います。
↓本日のプログラムはこちらから開けます。
https://develop.viscuit.com/env/view.html?control=edit%3A00300014%3A5469%2F1-1%2F022.json%3A1-1%3A
↓実は公式サイトにも、シミュレーションのくわしい授業進行手順が掲載されています。
https://www.viscuit.com/documentdownload/
よろしければ、参考にしてみてください!
↓ 色んなプログラミング教育ネタです。