いろラボブログ

ビジュアルプロミング言語「Viscuit(ビスケット)」の使い方、プログラミング作品やゲーム、プログラミング教育のアイデアなどを掲載していきます。

算数「かけ算九九・もようづくりゲーム」をつくろう!

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ビスケットを、プログラミング教育でつかうアイデアをしょうかいしたいと思います!

「かけ算九九・もようづくりゲーム」です!

これを、みんなでつくることで…

・九九をおぼえられる

・プログラミングでゲームをつくることができる

・つくったゲームを遊び合うことで、九九の理解を深めることができる

という、色んな勉強に生かすことができると思います。

では、つくり方をひとつずつ見ていきましょう!

 

じゅんび

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ビスケットのアプリをひらいて…

①「ひとりでつくる」をえらんで、

②どこでもいいので、すきな色のへやをえらんで、

③「えんぴつ」ボタンをおしてください。

 

せってい

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↑設定(せってい)ボタンをおします

 

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↑下のぼうを、1番右にうごかします

(パーツがぴったりはまる方眼紙のモードになります。これけっこう大事です!)

 

ステップ1   どのだんをつくるかきめよう!

今日は、「2のだん」の例をつくってみます!

もちろん、何のだんでもOKです!

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こんな絵をかいて…

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↑どこか、この辺にならべておきましょう。

 

ステップ2   つくるだんの、かけざんの答えをかこう

にいちが

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ににんが

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にさんが

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にく

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↑全部で9こかきましょう!

 

というふうに、これを書いていくだけでも、

ノートに九九の書き取りをするのと、同じような勉強ができますね。

全部同じ色で書くと分かりやすいかもしれません。

 

ステップ3  さわったら…ぬりつぶす!の命令をつくろう

まず、好きな色で四角の中をぬりつぶした絵をかきます。

(四角じゃなくてもとかでもいいですね)

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そして、ビスケットの命令(めいれい)は、メガネでつくりますので…

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↑メガネをだして…

 

2を

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さわったら…

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ぬりつぶす

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というような、命令をつくってみましょう!

 

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↑こんなのです!

2の上には「ゆびマーク」を重ねているので、

画面タッチで変化する命令をつくることができるのですね。

 

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↑こんな具合で、2×1〜2×9 までのパターンをつくって、

「2のだんの答えをタッチしたら、ぬりつぶされる!」

というプログラムを完成させましょう。

 

たしかめよう!

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↑てきとうに数字をならべて…

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↑「あそぶボタン」をおして…

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↑2をさわると…

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ぬりつぶされた!

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↑ほかの2のだんの答えもさわると、ちゃんとぬりつぶされますね!

 

ステップ4  つくりたいもようをイメージしよう

ステージに、つくりたいもようをイメージして、

数字をならべてみましょう。

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↑例えば、こんなもよう…これって?

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そう、ハート!

 

ここまで、できたら後は「2のだんじゃないにせものの数字」で、

まわりをしきつめましょう!

 

ステップ5  2のだん以外の数字でしきつめよう

例えば、こういう数字ですよね

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↑なんこか「ダミー(にせもの)」の数字の絵をつくるのですね。

 

そして、にせものをひたすらしきつめ!

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↑ほら、これでなんのもようか分かんないでしょう?

※にせものは、2のだんの数字と同じ色で書きましょう!  (じゃないと、答えがバレバレに!)

 

ステップ6   動作かくにん

あとは、「あそぶ画面」で動作かくにん!

2のだんを全部タッチ!

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↑うまくいくと、こんな感じにきれいにもようがでてきますね!

にせものをタッチしても、ぬりつぶされませんね。

 

つけくわえ

ここからはオマケですが

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↑×かいて

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↑こういうメガネつくると

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「正解じゃない場所をタッチすると、×がでる」

「×は、すぐにきえる」

という、プログラムもつくることができます!

(てきとう連打すると、×がでますね)

 

ステップ7  友だちのゲームをそうさしてみよう

あとは、つくったゲームをこうかんして、みんなであそんでみよう!

オリジナル学習ゲームをつくって、勉強し合う

ことができますね!

 

さいごに  (小学校の先生向けに)

今日は、プログラミング教育でのビスケット活用アイデアを紹介しました!

ビスケットのプログラミングでは、

難しいコードや、順次・分岐・反復という言葉や概念を覚えなくても、

直感的な操作で「プログラミングでつくりたいものを、思考力や創造力を働かせてつくる」

という活動ができます。

 

かけ算は、定着のためドリルや暗唱練習をたくさんすると思いますが、

プログラミングを取り入れた学習をすることで、

いつもと違った思考力が刺激され、九九の定着にも役立つかもしれません。

何より「ゼロから子どもの手で、学習ゲームを完成させる」

ということが、15〜30分程度でできますので、

授業にも取り入れやすいか思います。

 

教え合い・学び合いにもプログラミングを使うことができますね。

 

他のアイデアも、また紹介していきたいと思います!

 

動画でかくにんしよう!

つくりかたぜんぶいり動画もありますので、

ぜひ見てさんこうにしてください!

youtu.be

 

今日のサンプルプログラムの開き方

▼今日つくったプログラムは、これです、ビスケットアプリが入ってるスマホ・タブレットでひらけます。

https://develop.viscuit.com/env/view.html?control=edit%3A00300014%3A5055%2F1-1%2F005.json%3A1-1%3A

viscuit
viscuit
開発元:Digital Pocket Limited Liability Company
 
↓「ビスケットの教え方が分かる!」小学校の先生・プログラミング教育関係者にオススメな講習です!

www.digitalpocket.org